国際生命保険はその性質上、加入後どの国へ異動しても、また日本へ帰国しても、保険料が変わることもなく、事前に設定した期間であれば望む限り継続することができます。
海外在住者にはとても使い勝手の良い生命保険ですが、加入・審査時にはある程度の書類を準備して提出する必要がありますので、加入時の流れと、そもそもどのような人が加入できるのかについて説明します。
目次
Unilife生命保険の加入条件
まず日本国籍の方が国際生命保険の加入を検討する際に大前提となるのは、申請時点で海外に居住しているということです。
その上で、Unilifeは各国の金融規制・法律、また治安・危険度などを基準に受け入れ可能か判断しています。
以下の国の在住者は、Unilifeの判断により現状加入不可の国です。
Unilifeの除外国リスト
*アジア・中東の除外国
アフガニスタン、イラク、レバノン、パレスチナ領、北朝鮮、シリア、イエメン
*ヨーロッパの除外国
アルバニア
*北・中・南アメリカの除外国
アメリカ、グアテマラ、ガイアナ
*アフリカの除外国
ソマリア、シエラレオネ、エチオピア、ガーナ、などアフリカ大陸諸国多数
このリストは一定期で見直され、追加されたり見直されたりしています。
情報は2021年1月時点でのものです。
これらのリストは”加入時の居住状況”を指すものです。
そのため、期せずして将来的に上記にある国へ異動・移住することになったとしても生命保険の継続は認められます。
健康状況に応じた加入判断
保険会社は運営上リスクの判定をシビア行わなければなりません。
そのためあまりに不健康である場合には申請が許可されない場合もあります。
また、不健康な生活を送っている場合、例えば喫煙者は、現在健康であったとしても保険料が高くなります(タバコを止めれば更新の際に保険料は落ちます)。
Unilife生命保険の加入の流れ
お問い合わせを頂いた後、見積もりを当社よりメールにて送付します。
必要な情報として、氏名、生年月日、居住国、設定する保険金・保険料などで、お問い合わせのご連絡にご返信する際に改めて必要事項をお知らせいたします。
申請者によっては検討内容が家族状況や将来設計と合っているかの確認を希望される方もおりますので、その際はお電話やオンライン面談で対応しております。
物理的にお会いできる距離関係であればお会いしての面談も可能です。
検討する中で、やはり当該生命保険が必要なものであると判断される場合には、申請準備に入ります。
必要な資料は以下の通りです。
- 居住証明(現地で居住していることを証明するもので、現地運転免許証や賃貸契約書、公共料金表などを”カラーコピー”で提出)
- パスポート(顔写真のページのみを”カラーコピー”で提出)
- Covid-19のアンケート(現状や今後の申請者の感染リスクに関する簡易アンケートです)
- 見積もり書類へ署名(最初の段階で作成した見積もり書類へ署名・提出頂きます)
- 本申請書類(オンライン・オフラインいずれの形でも進められるのでご相談下さい)
加入時に必要とされる健康診断
本申請書類に現在の健康状況や過去の病状などを記載する項目がありますが、それはそれとして申請に際し健康診断を受ける必要があります。
Unilife保険会社が提携している病院であれば健康診断費用を負担してくれるのでご相談下さい。
健康診断はどのような保険内容でも必要とされますが、場合によってはシンプルな診断で済む場合もあり、要求される程度はケースバイケースです。
最も簡単なケースではHIV検査のみという場合もあります。
2020年に発生したCovid-19のパンデミックにより、病院に行きづらい状況が続いています。
そのため一定量健康だと書類上で判断でき、54歳未満の申請者で、保険金があまりに大きな額でない場合には、半年間健康診断を先延ばしにすることもできます。
申請完了と証書発行
審査は2,3日では終わらないので時間に余裕を持った申請をして頂ければと思います。
将来どの国に行くことになっても生命保険の継続保有が認められるため、最初の時点でしっかり保険会社によって精査されます。
通常は一度目の申請後に、このような情報が欠けているであったり、書き直してほしい内容があるなど、Unilifeからリクエストが来るので、当方で申請者と内容確認させて頂きつつ回答をしていきます。
全てOKが出た時点で証書(ソフトコピーとハードコピー)が発行され、当社より発送、お渡しする流れとなります。
海外在住者で、結婚をしたり、子供が産まれたり、そもそも生命保険をもっていないなど、お気軽に見積もり依頼をしていただければと思います。