2020年上半期から世界的な流行を見せている新型コロナウイルス・Covid-19がきっかけで、家族の未来の生活が守られているかを見直す人が増えているという保険会社のレポートがあります。
当社が提携している国際生命保険会社のUnilifeからも、2020年は定期保険の新規加入者が特に多い年だったという事を聞きました。
加入者が増えているから自分も入らなければならないということではありませんが、”加入者が増えた”という現象には2つの大きな意味合いがあり、是非改めて事前準備をしておくことの重要性について解説していきます。
万が一の時の家族のための生命保険
加入者数が増えた一つ目の理由として、Covid-19が理解しきれていないウイルスで、万が一の時に家族や子供の将来をきちんと守りたいという意図から新規の生命保険の加入者が増えた、という明確な理由です。
危機を目前に認識していない状態では、自分には何も起こらないと思って生活をしているので、生命保険についてそれほど真剣に考えたことが無かったという人も、2020年のCovid-19パンデミックがきっかけで、自分にも何か起こる可能性はあると意識が変わり加入者が増えたと考えられます。
また、本来動機は既にあって、例えば結婚したし、や、子供が産まれたし、という理由で必要だ理解していたけども、目の前の忙しさを理由に保険や金融商品の事を考えるのはまた後で、、、と先延ばしにするケースも少なくありません。
新型コロナウイルスの発生が動機付けが新規加入者を増やしたと考えられます。
このポイントは誰でも想像できますが、以下はなかなか理解されていない動機で、且つ、実はかなり重要な観点となります。
新型コロナウイルスの感染と加入条件
生命保険会社を含む保険会社はリスクをシビアに判定しなければなりません。
リスクが確定しているもの、また、リスクが既に高くなってしまっているものに対しては加入許可できないということは意外と認識されていません。
例を挙げると、家に火がついてしまっているのに火災保険に入ることはできませんよね?火がついている状態で加入させてしまっては保険会社が100%損を被るからです。
保険会社は慈善団体ではなく営利団体です。
あくまで火災が無い平時の状態で加入が完了している必要があります。
また別の例として、すでに妊娠している場合に医療保険に加入しようとしても、妊娠や出産に関連する事象は保険対象になりません。
すでに妊娠している状態で出産が複雑化した時のための医療保険に加入したいと思っても医療保険会社はそれを認めません。
あくまで何も問題が無い時に保険に加入してある必要があるという考え方は、現在起きている新型コロナウイルスパンデミックと照らし合わせ考えると、感染してしまうと将来的にはリスクの高い加入者として見られる可能性があるということです。
まだ後遺症について明確に分かっていないこともあり、各保険会社がCovid-19感染経験を今後どのようなリスクとして勘定していくかはわかりません。
このウイルスが何かしら後遺症を残すタイプのウイルス(つまり完全治癒ではない)という認識になれば、新規で保険に加入ができなかったり、保険料が上がるというシナリオもありえます。
必要な保険は問題が無い時に加入
生命保険にしろ、医療保険にしろ、どんな保険にしろ不必要な保険に入るべきではありません。
過度に心配して保険料が大きくなり過ぎてしまっているという家庭もあるのでバランスは定期的に見直すべきです。
ただし、中には特定の保険が絶対に必要なのに長く先延ばしにしているという方々もいます。
家族を守るという観点に置いて重要性が発生した場合、家族を守りつつ、且つ、健康な状態で加入することで、有利な保険料で済みますし、将来的に加入拒否されるということも起きません。
最も大事なのは問題が無い時の準備です。