海外在住者のための生命保険

結婚や出産などのライフステージで考える生命保険の必要性

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結婚した時や子供が産まれた時に考えることの一つとして、万が一の時に残された家族の生活が守られるか?ということではないでしょうか。

そのような課題を解決するために検討されのが生命保険かと思いますが、実際に考え始めると、いったいどれくらいの保険料or保険金にするべきか?という悩みにぶつかります。

また、本質的には結婚をしたとしても生命保険がまだ必要ではないような場合もあり、心配になり過ぎた結果”保険貧乏”になることも避けなければなりません。

今回の記事では、どのようなタイミングでどれほどの生命保険・保障を考えて行けば良いのかについて考察していきます。

生命保険加入タイミングと必要性の有無

結婚前の独身時期の生命保険

私個人は日本で仕事をしたことがないので、友人やお客さまから聞いた話ですが、大学を卒業し新入社員として仕事を始めると、保険担当の方が会社に来て紹介される”とりあえず入っとけ保険”はとても多いようです。

ただしファイナンシャルプランニングの観点で考えると、独身時代のステージでは自分という存在がいなくなった時に経済的に困る人は通常存在しません。

生命保険は本来経済的支柱となっている人がいなくなることが経済的な問題を起こしてしまうことを防ぐためのものです。

そのため生命保険を例えば20代の独身時代から持つ必要があるかと言えば全くありません。

場合によっては資産運用要素と合体された商品もあるかと思いますが、その場合は純粋な資産運用商品を利用した方が後々の融通性も考えると良いのではないでしょうか。

結婚直後の生命保険

結婚直後も生命保険を考えるポイントになりますが、結婚そのものが必要性を生む場合と生まない場合があります。

夫婦間でどのような家庭をつくっていくか、二人の関係性が影響します。

結婚後DINKが続く場合

夫婦ともに結婚後も仕事を続けて双方経済力が落ちない場合はどうでしょうか。

ファイナンシャルプランニングの観点で言えば、各々が経済力がある状態が保たれるため、生命保険は必ずしも必要なものではありません。

もちろん、有事の際には何かしら入用なこともあるため、最低限レベルのものはあっても良いかもしれませんが、通常このような場合の生命保険は不要と考えます。

専業主婦が前提となる場合

夫婦の関係性を基に奥様が専業主婦を望む場合もあります。

多くのケースとして、奥様は結婚前にしていた仕事を辞めることになる訳ですが、その場合、家庭内の経済は旦那様が中心となります。

経済的な偏りが発生する関係性の場合にはやはり生命保険は必要で、旦那様に万が一の事があった場合には、奥様が経済的に守られる必要があります。

専業主婦となったシナリオでの奥様の就業能力等も加味すると決して軽視できません。

子供が誕生と考える生命保険

子供が誕生した時はファイナンシャルプランニングの観点では100%生命保険が必要と考えられています。

父親が主な家庭内の収入源の時、父親に万が一のことがあった時、特に子供がまだ小さい時には、残された母親は金銭的にも物理的にも子供の面倒を見なければなりません。

収入を確保しながら生まれたばかりの子供の世話をするというのは大変なことで、育児の期間と母親・奥様自身の人生を考えた一定レベルの経済基盤が必要となります。

生命保険はどれほどの保障が必要なのか?という質問を受けることがありますが、お子様一人当たり最低でも2,000万円程の保障は必要ではないでしょうか(FPにより諸説ありますが1,500万円から3,000万円が妥当と考えます)。

第二子が生まれると、そこから1,000万円‐1,500万円の保障を重ねていく形が良いと考えます。

死亡という事象は最も可能性の薄い話で、心配し過ぎて保険貧乏になることは避けなければなりませんが、産残高や家庭収入を考えつつ一定量の生命保険は子供が産まれた時にはやはり必須となります。

加入済みの生命保険を拝見している時に、死亡保障500万円というような内容を見る時がありますがそれでは全く足りません。

保険の見直しはいつするべきか?

過去で必要と考えた生命保険も状況が変われば不要になる場合があります。

不要なものに保険料を払い続けることもないですし、特に以下のようなタイミングは再検討をするべきと考えます。

子供が経済的に独立した時

子供が産まれたばかりの時やまだ小さい時は、生活費や教育費など十分な保障が必要になりますが、20年後も同じ保障が必要かと言えばそうはなりません。

子供が自分で収入を得られるようなステージであれば、子供のための生活費や教育費の保障を考える必要はなく、自分自身・夫妻2人分の今後の生活の安定化で十分になります。

家庭状況にもよりますが、必要最低限の生命保険を残すくらいで十分です。

家庭資産が十分と判断できる時

時間をかけて預貯金や資産運用で一定の資産を構築できた時、生命保険の必要性は落ちて行きます。

”子供がまだ小さい&家庭資産が500万円である時”と”子供は既に独立し、家庭資産が5,000万円ある時”を比較すると生命保険の必要性は異なります。

万が一夫婦どちらかに何かあったとしても、十分な家庭資産があり、影響が小さく住むのであれば過度な生命保険は必要ありません。

海外在住者におすすめのUnilife定期保険

私が取り扱っている海外在住者用の生命保険は、例えば私の年齢で(35歳)で健康な場合、且つタバコを吸わない場合、3,000万円程度の死亡保障であれば月4-5000円程度の保険料で足ります。

また、Unilifeは国際型の生命保険であるため海外在住者が加入した後は、その後どこに行っても加入継続できます。

この定期保険(Term Insurance)は海外在住者用の保険ですので、駐在で海外にいる、海外留学している、海外移住を考えている、”でも将来はどうなるかはわからない”というような人におすすめです。

Term Insurance自体も十分コスパは良いですが、その他にDecreasing Term型の生命保険もあります。

Decreasing Term型とは、将来的な死亡保険金レベルを年々徐々に落としていく代わりに支払い保険料を抑えようというものです。

海外在住時に考える生命保険

私自身海外に10年以上住んでいますが、予想できないことが頻発するのが海外生活です。

生活以外にもビザや仕事のこと、様々なことにエネルギーを使います。

そんな海外生活を送る中で、家族や子供の未来を守る手段として内容がシンプルな生命保険はとてもおすすめです。

将来的な居住国に影響されない、且つ、家族が将来的にどのようなライフプランニングの方向性を取ろうとも対応できるの国際型の生命保険は家族の未来を守るためのおすすめの手段の一つです。