先日、マレーシアの私立病院の代表格であるプリンスコートで胃カメラの検査をしてもらってきました!
他の内視鏡検査などはマレーシアの病院でやったことがあったのですが、今回初の胃カメラinマレーシアとなりました。
マレーシアでやる内視鏡検査ってどうなんだろう・・・。
のような、当地の医療や病院周りの事が気になっている人は少なくないと思うので、今回は胃カメラ日記的にブログ記事をまとめてみます。
保険を使用するかしないか、また、保険会社の取り決めによって流れは違うと思いますが、胃カメラを受けた当日だけでなく、前段階の部分からお話ししていきます。
胃カメラ検査1週間前
今回胃カメラを受けた背景としては、胃がなんとなく絶好調でないなーと感じたからです。
2020年はコロナショックやらそれに付随した色々なストレスが多かった年だと思うので、念のためチェックしておこうかなーと思い始め、胃カメラをやってみようと思いました。
そもそも日本でも胃カメラをやったことがない私にとっては、マレーシアで初めて、、、という訳ではなく、人生初の胃カメラなので日本との比較ができないのはお許しください汗
医療保険適応のために
私個人が加入している医療保険は、基本的には入院や手術の場合など、ある程度医療費が大きくなりそうなところを重点的にカバーするためのものですが、内視鏡検査はその日使いでも使用できます。
この辺は保険会社によってルールが違いますので良く保険会社とご確認下さい。
事前に診療を受ける必要があったので、1週間前に病院に行き、胃がこういう感じなので胃カメラをやっておきたいと医師に伝えました。
Letter of Guaranteeの発行
多くの医療保険で同様かと思いますが、事前に医師や病院から”Letter of Guarantee”という資料を発行してもらう必要があります。
”その医療行為に対して支払いをするよ”という承認のレターですね。
自分でプリントアウトしたテンプレートを持参して記入してもらうケースもあります。
Letter of Guarantee上にて、
- どこの病院にかかるのか
- どの医師にかかるのか
- 症状の説明
- 想定される費用
- 入院日・検査日
などの詳細がまとめられたフォーム上に、担当医師より署名をもらいます。
Letter of Guaranteeを保険会社に提出
通常は入院日・検査日の5日営業日前までにLetter of Guaranteeを保険会社に送付する必要があります。
予定される医療行為に対し、追加詳細が求められる場合もあるので、やはり時間に余裕を持ってLetter of Guaranteeを提出する必要があります。
審査が終わると保険会社より連絡が来て、あなたのX月X日の検査は、XXXXリンギットまでカバーされます。
もしそれを超える場合は、病院より改めて保険会社に連絡してもらうようにしてくださいという旨の連絡が届きました。
胃カメラ検査をしたマレーシアの私立病院
今回私が胃カメラの検査をしてもらったのはプリンスコートという病院です。
日本語を話せるスタッフが通常いるようなので、マレーシア在住の日本人にとても力強い存在ではないでしょうか。
以前別件でお世話になったプリンスコートの医師に、胃カメラやりたいんだけどおすすめの医師を紹介ほしいと尋ねたところ、
KLには消化器官周りで一番イケている医師が4人いて、2人はグレンイーグルスにいて、後2人はプリンスコートにいるから、プリンスコートの2人にどちらかにお願いしたら?と教えてもらいました。
その流れで最終的にライアン先生にお願いすることに。
事前の診察で、ライアン先生に診てもらって、ライアン先生の担当のスタッフにLetter of Guaranteeを発行してもらい、ではまた1週間後に、とその日は帰宅しました。
胃カメラ検査当日
以下、当日の流れです。
<7:30>
満を持してプリンスコートに登場。
久しぶりに早起きしたのでとても眠い。
<8:00>
Endoscopy部署にて検査のための登録を開始。
(現在は、入院などの場合は事前にPCR検査を完了している必要があります)
<8:05>
当日の健康状態や緊急連絡先などを記入する。
<8:20>
検査のための恰好に着替える(医療用前掛けみたいなの&ローブ)。
<8:30>
麻酔を後でするための注射みたいなのを手の甲にセットしてもらう。
<8:50>
Endoscopyの検査用の部屋へベットで運ばれる。
手術ルームのような部屋に到着。
エド・シーランの曲が流れていた。
<9:10>
ライアン先生が検査ルームに到着。
検査の工程や注意事項をもろもろ確認する。
<9:15>
鼻に酸素吸入するための器具を装着する。
<9:20>
スタッフが準備が器具の準備を完了させ、始まりそうな感じになる。
その後、「Sedationを始めるねー」と言われた以降の記憶は無い。
<10:10>
あ、終わった と目が覚める。
<10:30>
マイロとクッキーが運ばれてくる。
このクッキーがやけに美味しい。
このクッキーはどこで売ってんの?と聞いたら笑われる。
胃カメラの検査直後にそんなことを聞き、ただの食いしん坊と思われたのだろうか。
<11:00>
ライアン先生が再度横になっているところへ来てくれ、検査結果をまとめてもらう。
というような、当日の流れでした。
ある程度意識がハッキリしてきたら、帰るタイミングは自分自身で決められます。
この後せっかくだから超音波検査もやってく?と言われ、それも直後にやったので、私の場合は少し時間がかかりましたが、朝始めれば午前のうちに終えられる工程でした。
プリンスコートで受けた胃カメラ検査の感想
内視鏡検査はいくつかやったことがあったのですが、胃カメラは人生初でした。
日本でやったことのある人達の多くが、本当にしんどいと思っているようだったので少し緊張しましたが、終わってみれば1ミリの不安や辛さもなく終わりました。
プリンスコートが良いのか、ライアン先生のチームが良いのか、マレーシア全土がそうなのかわかりませんが、すぐまた受けても良いくらい辛さの全く無い検査でした(強いて言えば手の甲のチクリぐらい)。
検査結果はその場で頂け、検査のまとめや検査の視覚データ・DVDなどをもらえます。
また、同時にピロリ菌の検査もしてもらえます。
麻酔がまだ残っていたのでボーっとしながら検査結果を教えてもらいました。
結果として問題はなかったのですが、念のためついでに超音波検査もしたので、また時間あけてレビューしましょうという流れになり、年末にまたライアン先生に会ってきます。
マレーシアでの病院事情
私自身は必要としていませんが、プリンスコートのような私立病院の多くが日本語スピーカーを準備してくれています。
また、ほとんどのスタッフが日本語ができるひばりクリニックもあったりと、特にKLから近いエリアでは言語サポートも含め、医療環境は充実していると思います。
日系のクリニックやデンタルも増えてきているので、過去と比べると医療に関する心配はどんどんなくなってきている気がしますが、それでもやはり最低限は自分自身で情報取得に努めるべきではないでしょうか。
病院との相性や医師との相性はやはりあるので、自分にとって良い病院・医師を探し出すのが、マレーシア在住中の皆の課題になるかと思います。
海外だからといって定期健診を日本にいたときほどしていない、、、というような人もいますが、海外生活を送っている時だからこそしっかり自身の健康には気を使っていきたいものですね!