マレーシア活動制限令下でより一層規制が強くなってきています。
開始日に一部のマレーシア市民が「そんなに気にすることないでしょ・・・。」と、気にせずやりたいようにやっていたこともあり、これだと駄目だわ・・・ということで一層の規制・罰則強化が進んでいます。
そんな状況ですので、外国人である立場としてより慎重に行動したいところです。
複数のクライアント様より、ビザが切れそうな人や更新中の人はどういう解釈になるのか?という質問を頂きました。
それっぽいところに聞いてもわからないという返答が多く、最終的に移民局のESDよりビザに関するFAQ’sがまとめられたものを取得できましたのでご紹介します。
2020年3月19日時点でのものになりますのでその点ご注意ください。
移民局(ESD)への質問&回答まとめ
原則、Employment Pass (EP)とProfessional Visit Pass(PVP)に関するものです。
最終的には担当役場と直接の確認が必要ではありますが、他のタイプのビザを含めても、対応の方向性は大きく逸脱しないと考えています。
関係各所から明確な答えが現状まだ出ていないということも踏まえて内容ご確認下さい。
- 質問:活動制限令下で申請はできるのか?
答え:ESDのシステムを通してであれば可能です。
- 質問:更新直前でビザが切れそうな人はどうすればよいか?
答え:今のところ、滞在を継続して大丈夫です。この点に置いて議論が進んでいる最中なので次のアナウンスまでお待ちください。
- 質問:緊急で出国する必要があるの人はどうすればよいか?
答え:活動制限令中に出国に関する規制はありません。直接空港に向かって頂きご出国ください。
- 質問:物理的に提出する必要がある資料については?
答え:現在対応を検討中です。
- 質問:パスポートが現在ESD(MYXpats Centre)にある人は?
答え:helpdesk@myxpats.com.myにご連絡を頂き個別にやり取りをさせて頂きます。
- 質問:ESD(MYXpats Centre)との対面によるアポイントメントは?
答え:全て延期とさせて頂きます。
- 質問:すでに提出されている申請についての扱いは?
答え:申請のままに処理される予定ではありますが、処理が遅れることが想定されます。
- 質問:パスポートを提出している間に警察や移民局に聴取された際は?
答え:パスポートが移民局に提出され、処理中であることを証明できる書類やEメールによる文書・やり取り等を携帯するようにしてください。
すでにマレーシアで正式に滞在されている方はスペシャルパスでの対応になることが想定されます。
物理的に移民局は停止していますがメール等は機能しているようなので、反応が有る無しに関わらず、出すものは出しておくということが重要だと考えます。
焦る必要は無いビザ周り
概ねの方向性として、既にマレーシアに住んでいる外国人の滞在に関しては非常に良心的な対応をしてくれていると思います。
ノーチャンスで駄目という国もありますし。
ビザの更新タイミングが被ってしまった方々は上記を確認していただきつつも、移民局からの情報を定期的にチェックしてください。
一つのアドバイスとしては、しっかりと”証拠を残す”ということはマレーシア滞在中の戦略として非常に大事です。
今回の場合は、担当者・役場にこちらからアプローチをし積極的に相談しようとした・解決しようとしたというレコードを残すことは非常に大事だと考えています。
活動制限令中の大まかな注意点に関してはこちらをご確認下さい。
また、労使関係や給与に関してはこちらをご確認下さい。