ファイナンシャルプランニング

ライフプランニングの上り坂と下り坂 ~海外移住時に再考したい生命保険と医療保険~

こんにちは、マレーシア在住ファイナンシャルアドバイザーかっしーです。

昨日は経営者とその家族たちが複数集まったBBQがありました。

近々リスボン不動産とゴールデンビザのセミナーもやる予定だと告知していたのでそれに関しての質問や、後は、保険周りの質問をいくつかされました。

一般論ではありますが、生命保険・医療保険周りは、問題に直面するまで必要性を実感することはありません。

病気に絶対ならなければ医療保険は必要ない訳ですし、家に火が絶対になければ火災保険も必要ない訳です。

しかし、「ないはず!!」とどれだけ強く思えても、それらが発生する可能性を消し去ることはできません。

どれだけ健康的な生活をしていても病気にかかってしまう人もいますし、コントロール外の外部要因で事故に巻き込まれてしまうこともあります。

ただ実際には、全く保険周り(英語でProtectionと言いますが)、人生のセーフティーネットとして機能する部分をほとんど気にしていない方もいるので、今回はそのProtectionについて少々書いてみようと思います。

上り坂と下り坂

資産運用・形成では資産を成長させることを比喩的に上り坂に例えることが多々あります。

急な坂を短期間で登ることのリスクや難易度は、短期間で行う資産運用と同義のような言い方もありますし、反対に、なだらかな坂を時間をかけて登ることのリスクの小ささや無理の無さを長期的な資産運用という言い方がされます。

時間があることは運用に置いて+に働くことが多いですし、もし将来一定量の資金を作りたいということが決まっている場合であれば、やはり早めの動き出しが必要となります。

ファイナンシャルプランニングで上り坂の話は良くされるんですが、今まで来た道を戻される、下り坂の話はあまりされませんよね。

下り坂の話って全然ハッピーな話ではないので避けがちになってしまいです。”前進”ではなく”後退”の話なので。

ただ、下り坂に関して考えることは、上り坂に関して考えることと同様かそれ以上に大事なことだと考えています。

資産を形成する上り坂に関してではなく、自分の身に起こりうる下り坂、つまり生活の中で発生する経済的なマイナス・機会損失について考えていきます。

一気に後退する下り坂

病気になった場合

自身の働き方や会社からのケア、経営者であれば、自分がいないことがどこまで自身の収入に影響するかの程度によっても変わることですが、例えば重い病気にかかった時、収入と支出はどうなるでしょうか?

病気がきっかけで自身の収入が伸びた!経済的に豊かになった!ってことは普通はありませんよね。

場合によりけりですが、自身が動けないことが収入に影響し、収入力が落ちる場合もあり得ますし、入院費用や治療費も思った以上の費用が発生したりします。

マレーシアの場合も、きちんとした私立病院でお世話になる場合、入院期間や手術の内容次第にもよりますが、何百万円相当の費用となることもしばしばです。

マレーシアに住んでいる日本人が医療保険を持っていなくて、もしくは持っている医療保険の効果が有限的なため、結構な額を払った、というような話を耳にすることはあります。

時間を掛けて上り坂を進んできて、自分自身のキャリアアップや預金・資産額を伸ばしてきていたとしも、本来されるべき準備がされていないだけで、一気に後退してしまう、ということは現実的に起こり得ます。

不都合な真実の一つとして、坂を上がりよりも、下がる方が時間も掛からず、しかも下がり幅も大きくなりがちなのでその点の自覚することはとても大事です。

死亡時の収入減と相続税

これも全然ハッピーな話ではありませんが、大事なことなので敢えて書きます。

男女平等が叫ばれてきてはいますが、依然男性・ご主人の収入がメインで家族が支えられているというケースはまだまだ多くあります。

特に子供が生まれたばかり、というタイミングであったり、それに伴って奥様が仕事を辞めたという場合であったり、というタイミングでご主人に予期せぬことがあった場合はどうなるか、と考えることは重要です。

そのような場合には、収入がどう補填されるのか、家族の未来や子供を支える経済力は何に頼るか、ということがきちんとケアされていなければ、非常時にとても大きな後退となってしまいます。

また、うち結構お金あるしそこまで神経質にならなくても良いんじゃない?というような人もいたりしますが、相続税を考慮すると全然思った以上に残らないはずです。

ものによっては保険料は全然高くないですし、未検討の方は急ぎ対応するべきです。

投資効率が悪い医療保険と生命保険

生命保険と医療保険は本質的には儲けるために買うものではありません。

保険とは、ライフプランニングの中で坂を上っている時に、坂から転げ落ちないように、その場で踏ん張れるように持つものです。

そもそも好き好んで病気になりたい訳でもないですし、医療保険にしろ生命保険にしろ、保険の効果が発動せずによかった!と思うものなのです。

逆を言えば、収めた保険料から金銭的なリターンを得ようとするならば、家族が亡くなるということど同義であったり、自身が重病を患うことと同義であったりします。

なので、医療保険や生命保険は、金融商品でありながら

リターンが無いのが一番良いと考えられる投資です。

例えば、私個人は世界的にどこで何が起きても大丈夫な医療保険を持っていますが、基本大きな病気にかかったことはありません。

だからと言って、医療保険が必要ない、という議論にもなりません。

海外生活が長くなると、当然ですが死亡率計算も変わるため、日本の生命保険の場合には免責扱いになるケースもあります。そのような場合に備えて、国際的な保険の検討が推奨されます。

国際的に通用する生命保険や医療保険の取り扱いを私の方でもしております。下り坂のケアをきちんとすることの重要性を理解しつつ、海外在住の皆様も是非医療保険・生命保険を再考してみて下さい。

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