マレーシア生活

マレーシアで弁護士に相談したい時は!?

みなさんこんにちは、かっしーです。

皆さんはマレーシアの法務周りはどうしてますか?

マレーシアで仕事をしていると、様々なことに“マレーシアらしさ”が浸透していて、特に法人レベルで見ると、契約書やら、労使関係やら、労働法の改正やら、複数の角度で気を付けなければならない、かつ、神経を使うポイントが日本以上に多いのではないでしょうか?

今回は、日本法の弁護士で現地の弁護士事務所と連携して、紛争解決や契約書周り、また、日系企業の進出・M&Aなどをサポートを行っているコンサルティング会社に行ってきました!

特に私自身が現在紛争中、、、ということはないんですが、どのような仕事をしているのかな?と思い、知り合いが沢山いるTNY Consulting(M)Sdn Bhdにお邪魔してきましたのでその訪問レポートになります!

かっしー
かっしー
法人レベルの相談だけでなく個人の内容も相談可能とのことです。

どういう案件が多いのか?

純粋にどういう問い合わせ・サポートが多いのか気になったので、まずその点をお聞きしたところ、法人レベルで考えると、主に3つが挙げられ

・紛争解決
・契約書類の作成・見直し
・日本からの進出・M&Aに対する法務サポート

などがメインのサポート内容になるとのことでした。

最近の労働法の改正も含め、マレーシア日本人商工会議所や各方面で講演活動もされているとのことです。

紛争解決

実際に今回お話を伺ったのはマレーシア、クアラルンプールのオフィスに常駐しておられる2人の内の1人、荻原さんで、特に荻原さんが強調されていたのは、本来未然に防げることができる紛争は実は多いのではないか?という内容でした。

紛争対象は取引相手、労使関係など、様々な角度で発生するわけですが、一度起きてしまうと時間やエネルギー、そしてコストも大きく割かなければなりません。

予防法務、つまり“未然に防ぐ”ことに少し力を入れるだけで法務的リスク、また、経済的リスクも大きく下がるという見解がとても印象的でした。

契約書

概ね、個人関連の契約書類よりは、法人のお客様の契約書の作成・見直しなどのサポートのケースが大半とのことです。

全員が100%英語に自信がある、という訳ではないと思います。現地弁護士と連携してサポートしているのでお気軽にご相談下さいとのことです。

日系企業の進出・M&A案件

近年、日本の東南アジア進出が加速すると共に、M&Aプロセスにおける法務サポートの重要性は間違いなく増しています。

現地のパートナーとして誰と組むか、サポートを誰から受けるか、というのはとても大事な点で、マレーシアを含め他の海外の地で実績のあるサポートがあるTNYコンサルティングはその一つの選択肢になるのではないでしょうか?

会社の概要

↓会社のホームページはこちら↓
http://www.tny-malaysia.com/

オフィスの場所は、KLセントラルが最寄の Qセントラルのビルの中33階 BC-09にあります。ビル全体がセキュリティがしっかりしているので、パスポートなどの身分証明が求められます。それらの携帯を忘れないようにしましょう。

基本的には、先にお電話又はメールでアポイントメントをしてから、という流れになるとのことなので、まずは状況などを説明しつつ日時設定をした上での事務所への訪問となります。

実際のお問い合わせの90%は日系企業さんからとなっているようで、もしお電話でアポを取りたい時に非日本語スタッフが対応した場合には、“Japanese Person, Please!”で大丈夫とのことです。

こちらは、マレーシア常駐のお二人、荻原さんと下田さんです。

マレーシア以外にも、ミャンマー、タイ、イスラエル、メキシコ、日本にオフィスがあり、海外の法務サポートの経験値・実績には頼れるものがあると思います!

マレーシアオフィスの住所はこちら。
Unit 33-BC-09, Level 33, Q Sentral, 2A, Jalan Stesen Sentral 2, Kuala Lumpur Sentral, 50470 Kuala Lumpur

コンサルティング費用

費用がどうやって発生しているのかも聞いてみました!TNYコンサルティングにサポートをお願いする時は、サポート費用・体制は3つから選べるとのことです。

見積もりベース

最初に状況やサポートしてほしい内容を相談の上、必要なサポート内容を考慮し、見積もりをお客様に提示するという形式です。

タイムチャージ方式

1時間の相談で一定の料金が発生するシステムになります。

顧問契約

顧問契約とは、一定時間の専門的な相談・助言などを弁護士から受けられ、そのノウハウ常時活用することのできる形式にです。先に述べた、予防の観点から話すと、”経営のための保険” のようにとらえることもできます。

一度紛争が起こってしまった場合、あっというまに数百万円というお金がその処理のために発生していまいます。定期的なレビュー・予防対策の検討ができていれば、その費用を抑えられるという大きなメリットがあります。

いずれにせよ、お客様のご状況・案件の複雑性などに合わせて、どの形がいいのかの提案も併せてされているとのことでした。

日本人弁護士と考える予防の大切さ

予防の重要性というのは法務に限らず、多くのジャンルで同様に大事だと思います。体調管理・健康に置いてもそうですよね。無理のある生活を続けて大病になってしまった結果、治療する、という流れよりも、普段からバランスの良い生活を送り、大病に発展する原因を作らないようにする、と気を付けるのは基本的なこと、かつ、とても大事なことです。

私自身のファイナンシャルアドバイザリーの仕事でも、先に準備をすることの重要性を意識してサポートさせてもらっています。

何か気になる点があれば、お気軽にご連絡下さい。とのことでしたので、マレーシアで法務周りのサポートを検討されている方は、まずは当地の法務・法律のプロフェッショナルチームにお話を聞いてもらうのが良いのかなと思います!

以上、TNYコンサルティング社の訪問レポートでした!