「マレーシアの生活は何かと安く済むはず!」と思い実際にマレーシアに移住し住み始めると、「あれ??」と物価について思われることは決して少なくないはずです。
教育費や医療費、また普段から消費する食べ物なども、選択内容によっては反対に日本よりも多く支払うというようなケースもままあります(例えばお酒は日本の方が全然安いですし!)。
医療費についてはマレーシアに限らず世界的に断続的に上がり続けており、経済的な観点と合わせて考えると、海外在住者にとって医療保険・病院周りの事は重要な課題になってきます。
マレーシアの大きな医療機関や日系クリニックに行くと、一回の訪問で数百リンギットの出費など当然のように発生しますよね?
今回は、「毎回大きな出費が発生するのは困る!」という方向けの一つの対策として薬局常駐の薬剤師さんの活用についてのお話しとなります。
マレーシアの薬局に常駐している薬剤師
街中やショッピングモール内で様々な薬局を目にしますよね。
最も目につくのは、WatsonsやGuardian、Caring Pharmacyなどでしょうか。
外観もキラキラしているので、薬局という感じはあまりしませんよね。
上記の3社と比べると目立ちにくいものの、他にもMulticareやBig Pharmacy、Health Lane Family Pharmacyなど、いわゆるもうちょっとローカルっぽい薬局も含めると、薬局のチェーン店はマレーシア国内のいたるところにあります。
そして今回は、それらの薬局の中でどこがおススメという話ではなく、どこにせよ薬局にいる薬剤師さんとの関わりについてです。
しっかり話を聞いてくれるマレーシアの薬剤師
薬局で薬を購入する際に、病院の処方箋を基に薬を出してもらうというのが本来のサービス利用の形かもしれませんが、症状・状況が緊急でなければ薬剤師に相談するのも一つの手だと考えています。
私自身それなりに長くマレーシアに住んでいるのでほとんどの薬局を利用したことがありますが、そのほぼ全ての薬剤師さんたちの対応にとても良い印象を持っています。
最近あった私自身の個人的な事例ですが、目が結膜炎のような状態になって、薬剤師さんに状況説明をし、目薬を出してもらい大分良くなりました。
かかったコストは5リンギット。
色々説明してもらいつつ「もし治らなかったらちゃんと病院に行ってね!」とかなり良い対応をしてもらいました。
どの薬局へ行っても薬剤師さんに相談すると良い印象があるのですが、個人的に一番安心感の強い薬局はBig Pharmacyです。
薬局によっては時間によって薬剤師がいたりいなかったり、、、というケースがあるのですが、Big Pharmacyについてはほぼ100%いる気がします。
また、主観有きですが、薬剤師さんのプロフェッショナル感を一番感じるのがBig Pharmacyです(けっこうあちこちにあります!)。
クリニックや病院との併用
何度も言いますが、問題がある時にはまずは病院に行くことが重要だと思います。
ただし、薬剤師さんのサポートと合わせてマレーシア現地生活での医療を考えるべき理由として、経済的な理由の他にも、それなりの金額を払っても医師の見解が間違っていることもそれなりにあるからです。
15年マレーシア生活を送る中でそれなりの医療費が発生して診断に大きな誤りがあったということを2度経験しました。
医療機関は利益を上げる機関で慈善活動を行っているわけではないので、やはりこちらもこちらである程度賢く立ち振る舞う必要があると考えています。
そのような背景もあり、症状によりけりで状況がそれほど悪くなければ、まずコストを抑えての薬剤師さんの活用はかなりアリだと思っています。