ファイナンシャルプランニング

熟年夫婦が”若いうちにやっておけばよかった”と思うこと

先日、松井証券株式会社が行った調査「若年夫婦・熟年夫婦の家計管理事情に関する調査」を拝見しました。

松井証券ではお金からちょっとずれた内容も含め、興味深い調査を様々しているようです。

今回の記事では「若年夫婦・熟年夫婦の家計管理事情に関する調査」の結果の一つである、”熟年夫婦が若いうちからやっておけばよかったこと”についてです。

かっしー
かっしー
若年夫婦はこの結果を見て活かせることがあるはずです。

熟年夫婦が後悔していることトップ5

以下が、熟年夫婦が若いうちから意識しておけばよかったこと、取り組んでいれば良かったことの調査結果内容となっています。

1位:資産形成&資産運用(37.6%)
2位:定期的な運動(26.0%)
3位:後悔はない(24.7%)
4位:旅行(19.9%)
5位:親孝行(18.7%)

『松井証券株式会社調べ』
記事内容の引用元はこちら

お金のことはある程度幸福度にも繋がってくるので、調査結果の上位には入ってくるのは理解できますが、1位という結果に個人的にはとても驚きました。

現在の熟年夫婦のかなりの割合の方々が、もっと早い段階から真剣に考えておきべきだったと後悔していることになります。

特に昨今は年金問題や70歳就業法のことなど、自身の人生やお金のプランニングのことは自身で考えて準備・対応しないといけない社会になってきています。

一昔前のような、とりあえずお国に任せておけばOK、、、という時代では全くなく、現在の熟年夫婦がこのように考えているのであれば、20年後、30年後はどのようになるのかは想像に難くありません。

70歳まで心も満足に働くことができればそれはそれで良いことですが、やはり資産形成の準備度合いによって選べる生涯設計の選択肢の幅は大きく異なってきます。

資産形成を始めるべきタイミング

また、熟年夫婦の方々に”資産形成はいつ頃から始めておくべきか”についても調査が行われました。

結果は以下の通りです。

1位:独身時代(50.8%)
2位:結婚時(31.6%)
3位:子供の就学時(6.1%)
4位:出産時(2.5%)
5位:子供の入園時(0.8%)

つまり、82.4%の熟年夫婦が、結婚時もしくはその時までには将来の準備を真剣に考え行動するべきだという答えを出しました。

自分と家庭の支出は理解していますか?

お金を貯められない、資産を形成できない人達の決定的な問題は自身の支出を理解していないところです。

なんとなくお金が貯まればいいなと思いつつも、生活費や普段のちょっとした買い物で”ある分を使ってしまう”というサイクルを永遠と繰り返す人達がいます。

このような人達はいつまでたってもお金は貯まりませんし、何歳になっても資産形成を始めることはできません。

常に欲してしまうことを欠乏マインドとも言うようですが、使いきってしまう癖は本当に注意しなければなりません。

反対に、基本的には決めた金額で生活する、出費を設定する、などと出来る人は、常に貯金・資産運用の部分を確保できます。

これを少しでも早い段階に開始できた人達と前述のような欠乏マインドを持った人達では、10年後、20年後に資産額に雲泥の差が生まれます。

50歳、60歳、70歳になった時に後悔しないためにも、夫婦間でのこの辺りの”ルール決め”は、ファイナンシャルプランニングの観点では非常に重要です。

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