皆さんこんにちは。
マレーシア在住のファイナンシャルアドバイザーのかっしーです。
最近、日本だけでなくマレーシアでもタバコに対する規制が強まってきています。
それもあってか、タバコを止めようと努力し始めた人たちが周りにちらほらいたりします。
中には、タバコは体に悪いから吸わないけど電子タバコはそれほど体に悪くない!など言う人もいますが、実際のところどうなんでしょう・・・。
実は、タバコを止めることは、体に対する直接的な影響以外に、ファイナンシャルプランニングの観点からすればとても大きな差を生みます。
今回の記事では、タバコを吸うこと・吸わないことのファイナンシャルプランニングへのインパクトについてお話していきます。
百害あって一利なし
健康の観点から、タバコは百害あって一利なしと言う人は多いはずですが、ファイナンシャルプランニングの観点からみても全く一緒なんです。
個人的にちょうど読み終わった与沢翼さんの著書「ブチ抜く力」でも健康と資産運用に関して触れられており、そちらの内容の一部紹介と、私がサポートさせてもらっている生命保険を用いて、何故タバコを吸うべきではないのか、以下に書いていきます。
ダイエットを始めようと思ったきっかけ
-以下「ブチ抜く力」からの抜粋です-
私が加入しようとしたバンクオブシンガポールの生命保険は、加入時に5億2000万円の保険料を支払えば、仮に私が死んだ場合、保険金32億円が家族に支払われるというもの。
さらに、資産運用の観点からも優れており(中略)しかし、この保険で問題だったのが、太りすぎていると加入を断られたり、保険料が高くなったり、掛け金に対するリターンの倍率が劣ったりする事でした。
よく考えれば当然のことで、保険会社としては簡単に死んでしまわれると損するからです。
長く預けてもらって、なるべく加入者は死なないに越したことはない。
太っている人は各種の病気になりやすいのは医学的にも証明されている事実だからです。
それにしても「自分が太っているという事実がハンデとなって、資産形成に影響が出てしまう」という事実に直面して大きなショックを受けました。
ここで説明されているように、健康・不健康であること、健康・不健康な生活をしていることは、保険商品を購入する際に大きな差を生み出します。
特に検討金額そのものが大きいため、差は非常に大きなものだったと推測できます。
上記の抜粋内容はタバコとは無関係ではありますが、”太っている人のリスク判定は高い”のように、”喫煙者はリスク判定が高い”と保険会社は判断します。
抜粋部分で保険料にも触れられていますが、実際に他記事で紹介しているUnilifeの生命保険の見積もりで差をチェックしてみます。
全く異なる保険料
以下、喫煙者かそうでないかだけを異なる条件とし、2つの見積もりを比較してみます。
私自身を例とし死亡保険に加入する場合で、保険金300,000USDと設定してみます。
タバコを吸わない場合の保険料
タバコを吸う場合の保険料
年間保険料で比較すると、456ドル対874ドルとなり、ざっくり倍にまで保険料が上がります。
重ね重ねになりますが、このような現象が起きる理由は単純で、喫煙者はリスクが高いと保険会社が判断しているからです。
前述のダイエットの話にも言えることですが、特定の人が健康であるのか、不健康であるのか、の判断は、自身の感覚は関係なく、過去の病気や現状の生活サイクルを見て保険会社がするものになります。
元々吸っていたけども今は吸っていないという方に関しては、最後に吸ってからどれくらい時が経過しているかに応じて判断されます。
私がタバコを吸わない理由
以上の説明でタバコを吸う・吸わないがファイナンシャルプランニングの観点に置いて大きな差を生むことが分かって頂けたと思います。
月々の保険料ベースで見ても、例えば、タバコを吸っていない場合の保険料なら問題なく払えた金額も、吸っているのでちょっと難しい、となってしまい、そのような場合には条件を落としていくしかありません。
そもそも喫煙行為自体がお金を払って経済的・健康的マイナスを生んでいくものなので、投資の観点からすると最低の投資です。
今タバコを吸っている方は、現在のタバコ規制の流れに乗って、この機会にタバコを止めみてはいかがでしょうか。
止めれたら止めてるよ。と言われてしまうと何も言えませんが!