こんにちは、かっしーです。
第6弾となるこの”YOUは何しにマレーシアへ?”のコーナーですが、今回は私の倍近くの期間をマレーシアで過ごし、多くのマレーシア在住日本人の方にも知られている語学学校の経営者/先生にインタビューをして参りました!
私自身ご飯に誘ったりすることもあり、インタビューの前から今回のYOUについてはそれなりに知っていることも多かったのですが、インタビューという形式だと新たな側面なども見えてとても新鮮でした。
今回のYOUを既に知っている人が読んでも楽しいインタビューとなっていると思うので、是非読んでみてください!
また、「海外で日本語の先生をやりたい!!」という目標を持っている方に関しても参考になる内容ではないかと思います。
西尾亜希子さんにとってのマレーシア
西尾さんの基本プロフィール
西尾 亜希子(にしお あきこ)
マレーシア在住22年
お仕事:語学学校経営と先生
動物に例えるならコアラっぽい(筆者の個人的な想像)
1999年って具体的な数字を聞くとなんか色々凄いですよね。1999年って日本がどういう時だったんでしょう。一瞬ググらせてください・・・。
松坂投手の”リベンジ”という言葉が流行ったり、マジカル頭脳パワーが終了した年らしいです!あとは、郷ひろみさんが渋谷でゲリラライブをしたみたいです!
郷ひろみ・・・笑
怖いとか不安とかさびしいとかいう気持ちよりも、”楽しみ”という気持ちのほうが断然強かったと思います。
その時の西尾さんにとって、海外に出る動機やマレーシアに来る動機はどのようなものだったんでしょうか?
ガソリンスタンドのバイトなどをしながらお金を貯めつつ日本語教師養成科に通ったのも良い思い出です。
日本語教師養成科の壁に貼ってあった求人広告の募集地域は、中国、韓国、台湾、香港が多かったんです。その中でも、マレーシアが一番なじみのない国だったので面白そうだなと思いマレーシアを選びました。
「国名がカタカナだったから」という理由も大きいかもしれません。
日本で働いたことはないってことですよね?
今となっては新卒で海外!マレーシア!のような文言を目にすることも珍しくなくなってきていますが、超パイオニアですよね。
私も自身も日本では社会人経験と呼べるようなものはありません。名刺の渡し方など、ビジネスマナー的なものは自分で勉強してなんとかやってます汗
やれているのかは少々疑問はありますが・・・。
自分の強みは人と人とを繋げることだと思うので、そこは特に力を入れてやってます。
マレーシアだと経営者の場合、もしくは経営者じゃなくても、マレーシア特有のびっくり・ピンチなど経験されたことが何度もあるかと思うんですが、その辺いかがですか?
マレーシアは突然法律が変わるため、制度変更についていくことはやはり簡単ではありません。
この20年間思い返すと大変なことはそれなりにありましたが、なんとかクリアすることができています。
解決方法は毎回違いますが、とにかく困ってることを周りの人に打ち明けてアドバイスをもらったり、実際に色々なところに相談に行ったりして助けてもらっています。
自分一人では到底解決にはこぎつけられてなかったこともあると思います。
それぞれが持っているノウハウを提供しあって、正解がわからない中より正解に近いものを考えていく、のような作業は頻繁にありますよね。
私自身も特殊なビザを持っているので、常にそのような方と情報交換をするということを大事にしています。
もちろんおんぶに抱っこで情報下さい野郎だと話にならないと思いますが!仕事以外、プライベートはどのように時間を使われていますか?
仕事と仕事以外の線引きが難しい仕事かもしれません。
プライベートなお付き合いから仕事につながることも本当に多いです。
日本語を教えることも日本語の教え方について考えることも、学校がどうやったらもっとよくなるかを考えることも、好きで仕方がないので、休みの日でも自然にそれを考えていたりするし、それがまったく苦ではないです。
普段の行動が学校経営に繋がっているんですね。
ただ飲んでいるわけではなく!
マレーシアの好きポイント、苦手ポイントなどあれば教えてください。
すごく許してもらってるのを感じます。だから、自分も相手を許そうと思います。
苦手なところを考えると、やっぱり法律や制度が突然変わることには困らされています。
でも働かせてもらっている以上は仕方がないので、なんとかやっていきます!
突然の法改正は長くマレーシアに住んでいる人程びびってるところありますよね汗
あと質問いくつかで終わるのでもう少々お付き合いください。
”民”な気がします。
多民族で、民意で国を変えられることができた民主主義の国。政権交代後に、国の再建のためのクラウドファンディングが国民から自発的にされたことはとても感動的でした。
民間企業が強いという意味でも”民”が当てはまると思います。
ただ、民という字は、間違ってなければ奴隷という意味をあらわす語源もあるはずなので、その意味合いではなく、良い意味で受け取ってもらえればと思います。
とても勉強になりました!!
そしてぴったりの漢字だなと思います。民のエネルギーがとてもある国ですし!!
さすが先生です!!
あと質問2つですね。
今後もマレーシア在住が続くかとおもいますが、どのように過ごしていきたいですか?
曖昧な質問かもしれませんので、曖昧な答えでも大丈夫です。
技術が進むにつれて、本人に他言語知識がなくてもコミュニケーションがとれるようになってきています。
それにつれて、言葉を学ぶ必要はなくなるかもしれないという人もいるかもしれません。
私はそれに対し、”学びたい人はいなくならない”と思ってますし、人じゃないと教えられないこともたくさん残ると思っています。
ただ言葉を教えるだけでなく、人と人のつながりを作って、出会いやチャンスの溢れる語学学校にしていきたいと思っています。
かかわった人たちに、ATOZで勉強して、関わって、よかった!と思ってもらるようなギフトを準備したいです。それができる力のある人に自分自身がなれるように、また、ATOZがそういう企業になれるように、もっと経験値を付けて、価値を与えられるようにしていきたいです。
マレーシアのため、日本のため、少しでもお役に立ちたいです!
ちょっと優等生すぎますかね??
基本的には、好きな人たちと一緒に過ごせて、面白いことに首をつっこんで、楽しく過ごせればと思っています♪
まとまりがなくなってすいません汗
語学学校ですと現地のマレーシアの人たちにとっては日本の印象が決まる場でもありますしね、そういう意味ではおっしゃる通り責任重大といいますが、とてもやりがいがあるのかなという印象を受けます。
そういえば昔授業をのぞかせてもらったこともありましたよね。学生さんが楽しそうに勉強しているのを鮮明に覚えています。
最後になりますが、マレーシアで日本語教師をすることの魅力を聞かせてください。
教えることで学べることも多くて、教えている瞬間瞬間がとても楽しいです。そして自分の生徒・教え子たちがどんどん活躍していくのを見ることができるのが何よりも喜びです。
楽しいのにありがとうと言われる仕事は幸せな仕事だと思います。
そして、マレーシアは日本語教師としての第一歩を踏み出すのにとても適している場所だと思います。
生徒たちも、先生がんばって!と、とても好意的に応援してくれます。
マレーシアで日本語教師、おすすめです♪
インタビューを振り返って・・・
ある人から、西尾さん教えるのがめっちゃ上手!!と聞いたことがあります。
私の基本印象はグラスを手に持ったときに楽しそうな人というものなんですが、実際に長い間マレーシアの地で急に発生する波を乗りこなしてきた人なんだな、という印象をインタビューを通して改めて感じました。
本当に現地の人たちの中に入り込んで理解をしているのは西尾さんのような方々なんだなーと改めて思いました。
仕事の分野が違うとはいえ、常に予想しないことが起きる国マレーシアで生活していく中で、私自身も西尾さんに頼っていきたいと思います。
今回は以上となります。
ありがとうございました!!
マレーシアに住みながら日本語教師の資格が取れることになりました
2022年1月からマレーシアに住みながら日本国内・海外で日本語を教えるための資格が取れるようになりました。
マレーシア在住期間、様々な立場で、せっかくの時間を価値的に使っていきたい!であったり、ちょっと違うことをやってみたい!などキャリアやライフプランの観点でできることが増えた形となりました。
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