マレーシア就職

「幸せ!ボンビーガール」のマレーシア在住日本人女子のセレブ生活はどれくらい本当なのか? その2

皆さんこんにちは、かっしーです。

今回の内容も前回に引き続き「幸せ!ボンビーガール」の内容についてです。

せっかくなので何回かに分けて書こうと思っているのは、ボンビーガールの番組に関して当地の私の周りの方々が色々な意味でざわざわしているからです。

番組そのものは私はとても好きで、楽しく見させていただきましたが、マレーシアに10年住んでいる者として一意見を書いていければと思います!!

前回のブログで、

● 貯金が無くても移住できて
● 英語力も必要なくて
● なんなら月々20万円貯金できる!

という3つのマレーシア推しポイントの内の本当に月々20万円貯金できるのか!?という経済的な面で内容を掘り下げてみました。

月々20万円の貯金はできるかと言えば、かなり難しいという私と人材紹介会社の友人の結論でした。

もちろん絶対無理ということはないでしょうが、気楽に日本よりお金が貯まるという考え方は少し注意した方が良いかもしれません。

そして今回は第2のテーマ、英語力は必要ないのか?という点に関して掘り下げていければと思います。

英語力が無い場合のマレーシア就職の実情

まず、番組で取り上げられていたように、確かに英語力を必要としない仕事はマレーシア国内で一定量存在します。

その主な就職先はコールセンターです。

当たり前ですが海外なので英語がある程度でもできないと選択肢は広がりません。

ITサポートやホテル予約など、多岐に渡る分野のコールセンターが集結している地区がマレーシアにはあり、最近コールセンターの規模・業務内容はどんどん広がっています。

それに伴って日本からの新規求職者の受け入れも積極的に行われており、マレーシアにあるどの日系人材紹介会社でもコールセンターへの紹介案件は持っていると思います。

実際に、給与はマレーシアで住むには十分で平均値としてはおそらく16万円ほどになります
※2018年中頃から他国のコールセンターを完全に閉じてマレーシアに移転するという動きが急加速しており20-25万円前後の給与も目に付くようになってきました。(2018年12月30日修正)

加えて、コールセンターが集まる地区はサイバージャヤやスバンと呼ばれる地区で首都クアラルンプールよりも比較的物価水準が低いため、生活する中でお金に困ることはないかもしれません。

※上記にあるように、急速にコールセンターの紹介案件が増えてきており、サイバージャヤやスバンだけというわけでなく、クアラルンプール市内にセンターを設ける会社も増えてきております。(2018年12月30日加筆)

面接で落ちるということもほぼないため、番組の内容通り”英語ができなくても就職できる”は、その通りだと思います。

ただし私の主観も含みますが、以下は頭に入れておくべきだと思います。

● 英語が全くできない場合、人材紹介会社にいって紹介されるのはコールセンターがメインとなる

● コールセンターでほぼ日本人だけの環境にいてマレーシアにいるのにも関わらず海外キャリアという経歴を作れるかという点

● 首都クアラルンプールから距離があるため、地理的要因によりなかなか次につながる人脈が作りづらい(※上記記載の通りKL市内案件も増えてきています)

そこからでも、前に進みたい人は進める

とはいうものの、実際に海外で働くためには就労ビザがいるため、コールセンターを足掛かりにより自分により合った職場を探してキャリアを伸ばしていこうという人も少なくありません。

なので、英語ができなくても就職できるのか!?という問いに関しては、就職そのものはできるというのが答えです。

ただし、そこから前向きに語学も磨いて、キャリアアップを目指して頑張る人も事実としています。

GAFA企業にマレーシアから帰国後転職した人も複数名知っております。

マレーシアでの就職は自分次第で将来の選択肢は広がっていくのではないでしょうか。

注:マレーシアの就労ビザの取得条件に関して一部変更が入ることがマレーシア政府より言われております。マレーシアで就職の際には現地の人材紹介会社に遠慮せずに聞いてしっかり状況確認をしてください。(2019年4月6日加筆)