マレーシア生活

まずは「ひばりクリニック」で診察!日本語でも安心の病院

先日あるお使いでひばりクリニックの代表の方にインタビューをさせてもらったのですが、とても有益なインタビュー内容だったので私のブログでもご紹介します。

海外の地で最も大きな課題となるのはやはり医療・病院周りです。

ひばりクリニックがマレーシアで医療機関としてサービスを始めた背景や、医療の観点で是非当地の日本人の皆様に気を付けてほしいことなど、様々に有益なことをお聞きすることができました。

訪問時はインタビュー形式でお伺いしていったので、その際の質問と回答の流れのままに記事内にて紹介していきます。

ひばりクリニック、モントキアラ本院の受付カウンター
かっしー
かっしー
スタッフの方々の対応がとても丁寧で完全に日本にあるようなクリニックでした!

マレーシアの”かかりつけ医”ひばりクリニック

ひばりクリニックがマレーシアにできた背景について教えて下さい

>2015年の6月にモントキアラで開院しましたのですが、当時は在留邦人が気軽に行ける病院が全くありませんでした。

近隣の諸外国、例えばタイやシンガポールなどは十分に日本人を日本語でサポートできる医療機関があったのですが、とても不思議なことにマレーシアにはそれがありませんでした。

特に女性(母親)が、自分で病院に行くということが当時は非常に困難な環境でした。

なので、なぜこんなにも多くの日本人がマレーシアに住んでいるのにも関わらず、この問題が存在し続けているんだろう、、、という課題がひばりクリニックの開院の背景にありました。

必ずしも日本人の方々だけに絞ったサポートを提供するという意図はありませんが、ひばりクリニックに来られる方々が日本らしさや安心感が感じられるように、、、という想いが強くあります。

患者さんの国籍割合はどのようになっていますか?

>開院した当時から若干状況は変わってきていますが、現在は全体の60%ぐらいが日本人の患者さんです。

20%が現地の方、残りの20%は諸外国の患者さんという割合となっています。

ひばりクリニックの医療サービスで特に意識していることがあれば教えて下さい

>現在クアラルンプールを中心に5つのクリニックがあるんですが、それぞれのクリニックで大きく目的を分けるようにしています。

例えばKL市内にあるひばりクリニックではビジネスパーソン向きと設定していたり、モントキアラのクリニックでは女性が一人でも安心してこれるような環境づくり・サービスを目指していたりと、属性で分けるようにしています。

また、年中無休は非常に大事にしているポイントです。

例え休日であったとしても利用して頂けるというのはやはり安心して頂くために重要な項目だと捉えています。

後はもちろんですが、当院に関する全てのサービスに置いて日本語が使用可能です。

電話でもLineメッセージでも、診察も含め、全てのプロセスで言葉を心配される必要はありません。

現地の私立病院や総合病院との関係性について教えて下さい

>例えば、KL市内の方だとプリンスコートやHSC、グレンイーグルズなど現地の人も頼りにしている病院が多々あるかと思いますが、当院との関係性としては提携医療機関という捉え方をしています。

まずは当院に診察をして頂いた上で、更に特化した専門医による検査や診療が必要と判断する場合には、日本語が問題ない医療機関の提携先に紹介をさせて抱いております。


2020年MCO/CMCOの期間に苦労したことを教えて下さい

>一つ目は、世界的に新型のウイルスに対しての対応策や考え方が二転三転したことです。

医療機関として世界・マレーシアがどのように新型ウイルスに対応していくかを理解し、それに応じたサポートをする必要があるので、特にMCOの初期段階では状況変化への対応に難しさを感じました。

また、同様に神経をとても使ったのがスタッフを守らなければならないということでした。

年中無休で運営ができているのは、クリニックに勤務しているスタッフのお陰であるからこそ、未知の領域の中でどのようにスタッフを守っていくべきかについては真剣に考えました。

医療機関の運営はやはり現場の医師・スタッフ有りきだと思っているので心の側面も含め、MCO辺りは特に気を付けなければならないタイミングでした。

デング熱かなと思ったらひばりクリニックに来て良いのでしょうか?

>デング熱専用の検査をクリニックで行えるので、まずは当院にお越し頂ければと思います。

血液検査の結果による危険度で判断しますが、危険度が高いという結果であればすぐ特定の医療機関に行っていただく流れとなりますが、中には軽度のデング熱も存在します。

軽度の場合は入院などは必要ありませんが、毎日当院に来て検査をし、状況が悪化していてないかのモニタリングをする必要があります。

その他の病気や事故も含め緊急性が高い時はどうすれば良いですか?

>病気や事故等で明らかに状況が悪い時には、当院ではなく総合病院に直で行くことをお勧めします。

日本人の患者さんで言語があまりできないから、、、と考えられる人も中にはいますが、病気であれ事故であれ状況が悪ければ、言葉が通じなくても病院側で状況判断をしてくれます。

なのでそのような緊急の場合にはためらわずに緊急病棟に向かうべきです。

ひばりクリニックで健康診断はできますか?

>はい、できます。

検査に過度な時間をかけずに大事な部分・重病が無い事のチェックしましょうというジェネラルな検診になっています。

いわゆる精密検査以外の部分で、血液検査であったり超音波検査であったりと、大きな病気が無いかということはこちらで検査可能です。

検査をして頂いて追加の検査が必要との判断となれば、総合病院等でより精密な検査をして頂く流れとなっています。

マレーシアは日本と違って健康診断に関する法律はありませんよね。

どうしても本人や企業レベルで診断を行うことになるのですが、時間的な敷居を意識せずに検査をして頂くのには当院の健康診断はまさに丁度良いのではと考えています。

海外だからこそ年に1回は健康診断を受けて頂きたいです。

かっしー
かっしー
後回しにしがちな健康診断ですが、きちんと定期的にチェックしたいですね。

特に最近始めたサービスがあれば教えて下さい

>何かしら試みは常にありますが、特に力を入れているのは”ママ・カフェ”です。

2020年の現在の状況により開催できていませんすが、お子様がいる女性がお子様と一緒に周りの人とと繋がって気軽に情報交換できる環境が提供できればと始めました。

Googleで検索して多くの情報は手に入ると思いますが、やはり実際に海外の地で人と繋がるということは大事だと考えています。

子供や自身の予防接種のことを気軽に情報交換できたり、医療に必ずしも関係なくとも、例えば学校や塾のことなども話しあってもらえるような環境作りを行っています。


マレーシアでの「かかりつけ医」

特に印象的だったのが、在留邦人の方々がちょっとでも医療や薬のことで質問が出たら、自身のかかりつけ医のようにまずは連絡して良いということです。

LineのQRコードから気軽にご連絡下さいとのことだったので、こういう日本で飲んでた薬はマレーシアで手に入るか?とかひばりクリニックに行きたいけどこの症状の場合どちらのブランチに行けばいいか?など何でもご質問くださいとのことでした。

状況が悪化する前に気軽に行ける医療機関を目指しているとのことで、英語があまり得意ではない方や、英語に関して問題なかったとしてもとても頼りになる印象を受けました。

年中無休であることもそうですし、言葉不自由がないということもそうですし、こういうクリニックがあるということは皆知っておくべきですね!

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マレーシアひばりクリニックのスタッフさん達