ファイナンシャルプランニング

”貯め時”の海外駐在期間-今貯めずにいつ貯めるのか?-

こんにちは。マレーシア在住ファイナンシャルアドバイザーのかっしーです。

先日、年金に関して衝撃的な報道がありました。

30前後や40前後の人たちは、自分の年金はそれほどもらえないんだろうなー、や、もらえても年齢がどんどん後ろ倒しにされるんだろうなー、というような、ぼんやりした感覚があるかと思いますが、今回かなりはっきりした見解が政府指針として提示されました。

その内容をまとめると、

公助は限界なので自助に努めてください。

という指針です。

かっしー
かっしー
公的年金の根本原理は次世代の収入・納付を前提としています。明確な人口減少を起こしている中で自助という言葉が出始めるのは必然です。


元記事内の報告書案の一部が↑になります。

もともと、年金限界説というのは存在していますが、これほどはっきり自分で準備を始めてくださいという公式な指針がでたのは初めてではないでしょうか?

年金というのは”将来のお金”の話なので、人によっては先のことだと全く気にしていない人もいるようですし、一部の人は上記記事のように、もし自助として自分の未来を支えなければならないのなら、年金徴収の意義はどこにあるんだ?というような主張も多くみられています。

ファイナンシャルアドバイザーとしては、ある程度保守的に未来のプランニングを検討するので、このような公言が出たからには(本来出なくてもなんですが)、やはり、自分で考え準備することの重要性を伝えていかなければなりません。

今回の記事では、マレーシア在住のファイナンシャルアドバイザーとして、なぜ海外駐在期間中に貯め始めるべきなのか、について論じていければと思います。

こちらも長い動画ではないので是非見てみてください!せやろがおじさん、、、今回の年金に関しての政府発表に関してのツッコミどころがあまりに的確な内容が多いため使わせてもらいます!

なぜ海外駐在期間は貯め時なのか?

なぜ海外赴任中は間違いなく貯め時だと考える理由を以下に述べます。挙げていきます。

経済的に優位な立場にいる時

言わずもがなですが、海外赴任中、駐在中は、会社から多くの経済的サポートがあります。

国によっては危険地手当などもあり、さらに海外滞在中の優位性は増します。

お金に対するスタンスは大きく分けて2つだけです。

出費・浪費 or 貯蓄・投資

です。

海外赴任中は日本滞在中に比べるとより大きなお金を貯めることもできるし、使うこともできる期間と考えることができ、どっちに軸足を置いて生活をしたかは数年後大きな差となってあらわれます。

貯め慣れ?or 使い慣れ?

上記と関連しますが、ファイナンシャルアドバイザーとしてざっくり2つのタイプの駐在員の方々を見ます。

1つめのタイプはせっかくお金の心配が全然ないし、使うだけ使おうというタイプです。

もう1つは、この環境はずっと続く訳ではないのだから、きちんとやることをやろうというタイプです。

その2つのタイプに対して、私は価値判断を下す立場にはいませんが、日本に帰った時も含めて考えると、当然ながらより安定している生活を送ることができているのは後者です。

実際に”お金の使い慣れ”が始まってしまうと、それが止められなくなる人がいます(むしろ多いのではないでしょうか?)。

これが駐在員期間中に身についてしまうと、日本に戻った時に本体すべきお金の管理方法が取れなくなります。

反対に”お金の貯め慣れ”を一定量でも海外駐在中にできていれば、出費モードのまま日本で生活を過ごして経済的に不合理なことをしてしまったりしないですし、海外滞在中、また日本帰国後を通じてより経済的にゆとりのある生活ができるのではないでしょうか。

お金について考える機会

海外に住むことで、初めて外貨を持つという方もいるでしょうし、マレーシアの現地の知り合いなどからお金に関する質問をされたりと、マレーシアや東南アジアに住んでいると、なにかとお金に関しての話を聞く機会は間違いなく日本より増えます。

これはとても良いことで、定年を迎えて初めて何かをしよう、と思った時に、全く未経験だから人に言われるがままに・・・というようなケースは日本で頻繁に起きています。

よりフットワークも軽く、思考にエネルギーを使える時にこそ、お金については考えていくべきではないでしょうか。

未来の準備を始めるべきは常に”今”

以上のことと、冒頭で述べた年金に関する政府の公言内容を合わせて考えると、現在海外駐在をしている方にとっては今始めない理由はありません。

試験の準備やプレゼンテーションの準備など、物事の準備は時間を要します。これは年金の準備も同様だと考えています。

早い段階で始めるからこそ、今の生活に負担をかけずに将来の準備ができるわけであって、時間が無くなってしまえば、できることも無くなっていきます。

既に公式な形で”自助”が求められています。

この機会に将来のライフプランニング&年金の準備を始めるべきではないでしょうか。

インフィニティでは、多くの駐在員の個人年金サポートをしており、実際に公認ライセンスをもつファイナンシャルアドバイザーが対応させて頂いております (3,000人以上をサポートしており日本人のお客様は300人以上)。

実際にはどのような個人年金プランになるのか、”現在の年齢””無理なく積立できる月々の金額”をお伝えいただければ、なんとなくでも内容を知りたい、という方々に簡易提案をEメールにて送付させていただきます。

>>通貨管理と資産形成に関して問い合わせる【相談無料】