マレーシア就職

マレーシア移住を改めて考えてみる 【祝 移住10周年】

こんにちは、かっしーです。

一昨日の9月1日で、マレーシアに始めて入国し現地生活が始まってからちょうど10年が経ちました。

おめでとうございます!&ありがとうございます!

マレーシアに住んで10年経ったという事実に関して、現地居住の色々な方からお祝いのコメントを頂いております。

今回は”マレーシア移住”してる人達ってどういう人達なの?ということについて書いてみます(海外駐在員のような期限付き前提のケースは今回の内容から省きます)。

かっしー
かっしー
私自身はマレーシア金融庁監督下のファイナンシャルアドバイザーをしています!!

最初のトレンドはMM2Hによるマレーシア移住

10年以上にわたり、マレーシアは日本人が移住したい外国ランキングでずーーーっと1位を取っている国です。

マレーシアが移住先としていい!!というトレンドができたのは、このMM2Hという制度の開始とその認識の広まりに起因されると思います。

MM2Hは、Malaysia My 2nd Homeという制度の略称であり、要は一定の資産額と継続した収入があれば長期でマレーシアに住んでもいいよ!というマレーシアから与えられる長期ビザです。

現在でも多くの日本人が、また多くの海外からの移住者が利用されています(日本人と韓国人が圧倒的に多い)。

当初はマレーシアは”リタイア後に行く国”という認識が強く、ある程度の生活水準を保ちつつも、生活費がそれほどかからない事から、コスパよく海外生活を楽しむ”ご褒美人生”のように打ち出されていました。

その後マレーシア移住トレンドがどんどん強まり、日本国内でのメディアでも頻繁に紹介されるようになっていきました。

JR品川駅前にある、どーんと大きいマレーシア移住の看板を見つけたときにはニヤッとしてしまったのと共に、日本国内のマレーシアへの注目度を再認識することとなりました。

変わるマレーシア移住トレンド

10年前はMM2Hビザによる長期移住が主な動機だったのですが、最近は少しずつバランスが変わってきていると思います。

最近増えているなーと思うのは、日本でビジネスで成功し、いわゆるリタイア層と比べると若い年で移住してくる層で30代や40代の方々です。

”ご褒美人生”というトーンで来るのではなく、日本側の仕事は仕事で発展させていきつつ、海外生活を家族とともに過ごしたいというような理由の方々が明らかに増えてきています。

事業形態によってどういうビザで滞在されているかは異なりますが、マレーシアでの生活がとてもフィットして心が落ち着いているからなのか心の広い方が多く、私でも仲良くしてくれる方が多いです笑

そしてもう一つ、MM2H以外で明確に増えている層が25-35歳くらいの”現地採用層”です。

増えるマレーシア現地採用

時代の流れもあって、転職はそんな簡単にするもんじゃない!そんなの履歴書汚しだ!!のような考えは弱まってきている昨今、一度は海外で働いてみたい!と思ってマレーシアに移住・転職する層が増えています。

私自身は一度は海外で働いてみたい!と言うよりかは、日本で仕事をする気はありませんと10代から先生に言っていたような人間でしたが。

男女の割合は、現地採用という括りで見てみると、おそらく7割女性で3割が男性という感じでしょうか?

メディア紹介とのギャップ

メディアで紹介されるようなウルトラきらきら生活と異なることは移住後に発生すると思います。

当たり前じゃないことばかり発生するので、気苦労はそれなりにあります。

特に最初の半年は少し力がいるかと思います。

かと言って現地採用=おすすめされないのかと言うと決してそうではなく、こればかりは本人の努力や経験、人脈、引きの力、などに影響されると思います。

私の友人にも現地採用の立場で超豊かに生活している方々もいます。

”日本からマレーシアへ”の今後の展望

今後もっともっと多くの日本人が海外に出ていくと思いますし、もはやこの流れは不可逆な現象だと考えています。

10年、20年たったら、アジアの中での日本の立ち位置はどうなるでしょうか?

自身の選択でマレーシアや海外へ移動する人ももちろん増えると思いますが、選択ではなく”そうせざるを得ない時代”になる可能性は十分高いと思います。

今後より多くの日本人が早いタイミングでアジア諸国で仕事をし始める流れが強まるでしょうし、少しでも早い年齢で、アウェイの環境で戦える人材になることの重要性は加速度的に増していくのではないでしょうか。