こんにちは、マレーシア在住ファイナンシャルアドバイザーのかっしーです。
今回は所得税の話になりますが、ちょっと斜め上を行く内容かもしれない、所得税の無い国についての内容になります。
所得税と聞くと、払って当たり前という認識が普通と言えば普通かもしれませんが、全くそれが無い国もあるんですね。
国によって所得税率は変わります。
2019年度に置いてはスウェーデンでは50%以上も所得税が課せられたようです!数字だけで見るとびっくり!!!
一般論として北欧エリアはやはり所得税率が高い印象です。
それに対して、所得税率が無いのはどういったエリアになるかというと、ペルシャ湾岸諸国やカリブ海地域諸国になります。
旅行者にとっても人気の行先である、所得税の無い国を紹介します!
所得税の無い国は!?
1.アラブ首長国連邦
税金が優遇されている、、、と言えばUAE(アラブ首長国連邦)ですね!
外国人にとって人気の旅行先でもあり投資先ともなっています。
資源が豊富にある国であることから、所得税が無くても良い状況が成り立っていると言えます。
租税条約に加盟していて二重課税が排除されています。
2.バハマ
税制優遇により多くの海外からの投資を引き付けている国です。
キャピタルゲイン税や相続税が無いのも特徴です。
カリブ海地域なのでそもそも旅行で一度行ってみたいですね!!
3.カタール
カタールも同様に個人の所得税はありません。
ここまでの国と違って特殊なのは、いくつかの国、例えば、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなどなどの国籍の人達はそれぞれの国の税制に基づいて所得税を納める必要があります。
4.クウェート
クウェートに住んでいる場合、国籍に関わらず個人の所得税はありません。
現状の税法では、税制の観点で居住者と非居住者を区別していないのが特徴です。
他の所得税の無い国と比較して大きく違うのは、現地企業でない場合、収益の15%を収める必要があります。
5.モナコ
税制優遇の国と言えば、、、のモナコです。
モナコでは6カ月以上居住すると税制の観点で居住者と認識され、所得税を支払う必要がなくなります。
一般的には法人も免除されます。
情報の管理についても十分な法整備がされていることが海外からの投資を引き付けています。
世界の”TAX Havens”
上記以外にも、オマーンやパナマがあります。
これらの多くの国で、所得税だけでなく、投資に関しての税や法人税などが優遇されているため、外国からの資金が多く流入しています。
マレーシアと言えばですが、所得税は比較的最近できましたね(実は最近までなかったんです!)。
相続税に関して現状は0%ですが、政府レベルで議論されているようで、数年後には0%ではなくなるかもしれません。
それでも雑所得の観点なども含め、日本を比較するとマレーシアは優遇されている項目はまだまだ多いかもしれません。