ファイナンシャルプランニング

ファイナンシャルアドバイザーとして第2層代理店やブローカーを使用しない理由

本ブログやSNSなどでファイナンシャルプランニング・資産運用に関する情報を発信する中で、”うちの商品を売ってください”や”金融商品を売らせてください”のような連絡をしばしば頂くことがあります。

ファイナンシャルアドバイザー・IFAは資産運用やお金周りのアドバイザーではありますが、構造上既に代理店の立場にあります。

特に香港のIFA会社が日本国内にマーケティングをする際、第2層の代理店やブローカーを使用するということは前々から行われており、正規代理店の下に代理店を設ける2層構造になっています(場合によっては3重・4重となっている場合もありますが)。

日本の国内法のこともありますし、その良し悪しを議論をするつもりはありませんが、私個人の考え方でそのような構造は取らない方が良いという判断しており、今回はその理由・背景について紹介します。

かっしー
かっしー
私自身はマレーシア在住のファイナンシャルアドバイザーですが、マレーシア国内だけでなく、東南アジア圏や、遠ければヨーロッパや南アメリカなどのお客様もサポートしております。

構造上既に”ファイナンシャルアドバイザー(IFA)=正規代理店”となっている

私自身は自社商品を使用しないIFAと呼ばれるファイナンシャルアドバイザーです。

例えば以下のような金融機関・プライベートバンク・保険会社・プラットフォーム口座提供会社と提携しています。

IFAとしての最大目的は、できる限りお客様・投資家の希望や課題に沿った商品・方法でサポートするということです。

例えば個人投資家はリターンのことばかりに目が行きがちですが、住んでいる国や今後のライフプランによって多角的に判断する必要をする必要があり、運用そのもの以外にも気を付けなければならない点があったりします。

投資家の立場としてどの商品・プラン・運用口座を使用するにしても、不要なコストは発生しない方が良いですよね?

私自身がすでにIFA(正規代理店)という立場にあるので、そこから2層目の代理店・ブローカーを使用するとなると、当然ながら運用管理のためのコストを上げなければなりません(もしくは優先して高いものを売り続けなければなりません)。

場合によっては正規代理店が把握できていない範囲で別途で第2層の代理店・ブローカーが手数料を発生させているということもあります。

実際にあった例として、層が複数重なることによってコストが当社比で3倍にもなっていたケースもあり、最初から適切な運用をできる構造になっていない場合もありました。

適切な資格や知識が無い人が担当・窓口になって良いのか問題

再度同じ画像を使用します。

金融機関の中には、簡単に代理店契約を取得できる会社と、反対に非常に厳しくライセンス等の判断をするため簡単には代理店契約を取得できない会社があります。

ライセンスや業務形態など厳しく見られた結果として正規代理店という存在があるのにも関わらず、実際に個人にお客様に商品を紹介したり投資助言を行う担当は全く違う担当者(おそらく資格や適性が劣る)だったらどうでしょうか?

必要な条件を満たしていれば第2層の代理店・ブローカーになる必要はなく、無いから正規代理店の下に付くという構造を取っているとも考えられます。

また、正規代理店の下に2層目、3層目、と下部構造が伸びた場合、実際に個人のお客様を担当する人は”自分個人が収益を上げること”を優先し、適切なプランニングが行われない場合も多々あります。

注意したいビジネス構造

以上のことから私は第2層代理店・ブローカーを使用しておりません。

これは私のビジネスの捉え方なので、良し悪しを言うためのものではありませんが、個人投資家の視点として相手の立場を理解するのはやはり重要ではないでしょうか。

アドバイザー側からお客様に対し色々説明するのは当然なのですが、聞きづらいような質問や際どい質問でも、何でも聞いて下さいと私はお伝えするようにしています。

将来設計に大きくかかわることにもなってきますし、ボンヤリさせるのは良くありません。

相手がどのような立場なのか、どのようなライセンスを持っているのか、報酬がどのように発生するか、いつどのようにコストが発生するのかなど、聞き方にももちろんよりますが、関連している限り失礼なことは無いと思うので、納得するまで確認することを推奨します。