マレーシア就職

進む30代のマレーシア移住

皆さんこんにちは、かっしーです。

今年に入って、”幸せ!ボンビーガール”でマレーシアが特集され、”世界の年収400マン”でマレーシアが特集され、マレーシア移住の認知度がグングン上がってきています。

そして今度は”未来世紀ジパング”の番組でもマレーシアが紹介されます。

マレーシアすごいですね!!

内容としてはリタイア層だけでなく、他の世代もマレーシアに移住しているという内容で、元々はマレーシアの移住というのは、富裕層の特権のようなイメージが先行していたと思います。

ただし今となってはMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)のビザではなくとも、色々な形態のマレーシア移住が至って普通に行われています。

かっしー
かっしー
年上の方だけ、、、という10年前のマレーシア移住とは全く異なってきています!

今回の記事では、30代の海外就職とリタイア後の移住にスポットがあたっている番組の内容の中で、番組の感想ではなく、現地に今来ている30代の人達を見て私が本音として思うことを書いていければと思います。

また、本記事はいわゆる富裕層の方々、また駐在員として来られている方々を省いたもので、30代での海外就職・転職をしたような方々を想定して書いております。

私のブログ内では以下のコーナーの中で紹介されているような既に移住されている人達の個々のインタビューも複数ありますのでよければご覧ください!

何故30代でマレーシア移住を選ぶのか?

何故30代になって敢えて今やっている仕事を辞めて、海外・マレーシアに移住するのでしょうか?

私自身は2008年からマレーシアに住んでいて、学生としてマレーシアに来たという背景があったので、ずっと日本で働いた後に、30代に入ってから敢えてマレーシアに来る、という感覚は必ずしも理解できないところもあるので、そのような方々に機会があればその動機は聞くようにしてきました。

聞いてきた結果をまとめると、概ね以下の2つになるかと思います。

一度はどうしても海外で働いてみたかったから

マレーシアでの生活のほうが、仕事も含めた全体的な生活のクオリティが高そうだったから

これらの項目に関して、私が実際に当地の日本人を見て感じていることを書いてみます。

ストレートに書きますがネガティブなことを言いたい訳ではありません!

実際の当地の日本人を見て思う事

海外で働いてみたいと言うものの・・・

海外で一度は働いてみたい!というモチベーションでマレーシアに来られる方はとても多いともいます。

単一的な言葉や文化でずっと育ってきた中で、一度はそういう環境から出てみたい!違う環境で、違う人、違う経験に触れたい、と思うのはある種自然なことかもしれません。

私自身も10代の頃はそう思っていました。

私があーだこうだ言って、価値判断をする意図は全くありませんが、気になるポイントが複数あります。

実際に起きている現象として、日本から出たのに、日本人の多い環境で働き、日本人と会って、日本語だけを話し、、、ということをしている人は少なくないと思います。

私個人の主観として感じることとして、敢えて日本らしい環境から離れている人は実は少ない気がします。

決して悪いと言っているわけではありませんが、結局日本らしさの塊な生活をしてしまっている人は当地で存在します。

強い番組の影響

また、一定の番組の影響を受けすぎてしまってか、何でもかんでも”やってもらえる”という認識を持つ方が一部おられるようです。

確かに、手取り足取りやってくれる会社はものすごい確率の低い次元ですが存在しています。

一般的にはトラブルが起きても自分で解決しなければなりません。

言葉ができなくても、貯金がなくても、なんとなくどうにかなるって思っている人は、基本的にはマレーシアや海外生活は向いていないと思います。

意図的に、どうにかする!と腹が決められる人、もしくは、意識せずとも前向きに物事をとらえて行動するセンスがある人でないと、周りが何でもかんでも解決してくれる環境は待っていません。

もしくは苦労や問題ごとに鈍感な人も当地でうまくやっているような印象もあります(ディスってません!)

テレビで紹介されているマレーシアを見ると、現地に住んでいる全ての人が超幸せで、場合によっては経済的な苦労がないように紹介されている場合もありますが、実際は全然幸せそうに見えない人もいます(もちろん真実はわからないです)。

日本のストレスが嫌だからとマレーシアに来ても、マレーシア特有のストレスがある訳で(私はそれに毎日のようにキレていますが)、日本じゃなくて海外で働く!と来たはいいが、1年そこらで帰ってしまう人なんてザラです。

キャリアの事も考えると、必ずしもマレーシアに来たという事実はプラスにならない可能性があるということを理解するべきかなと思います。

現地の人とうまくコミュニケーションを取れなかったり、特に最初はうまくできなかったり、ビザが全然おりなかったり、友達ができなかったり、全くお金が貯まらなかったり、現地の人に騙されたり、そういう側面もひっくるめてやっていかないといけないっていうことを念頭に移住計画をするべきかなと思います。

それでも好きな人は好き

苦しそうな人も実際いる反面、とても楽しそうな人もいます。

実際話していると、ストレスはいくらでもありながらも前向きに捉えて挑戦したり、工夫したりできる人のような印象があり、ただ助けてもらう、みたいな感覚はそのような方々から感じません。

日本人のマレーシア国内での推定人口は2万4,000人で、狭い中でたくさんの日本人が住んでいるので、良い人に巡り合ったり、チャンスをもらったり、ものすごい経営者と飲んだり、など良い側面も沢山あります。

超当たり前なことかもしれませんが、結局は自分の引き力次第なのかなーと思います。

移住する前にするおすすめのこととして、マレーシアで就職・転職を検討している人は、理想を言えば、現地に実際にいる人に話を聞くのがベストかと思います。

特に昨今ビザの問題も簡単ではないですし、番組や想像だけでは理解が及ばない部分もあるかと思います。

それらすべてをひっくるめて行こう!と思えるかがとても重要なのではないかなと思います。


日本で放送される番組では、マレーシア=楽園のような形で放送されているので、私が書くことは何かと厳しめな視点が多いです。

それは厳しく見せたいのではなくて、実際にそれなりに厳しい側面があるからです。

他の記事内でもマレーシアの生活感が伝わるような内容を書いているので是非ご参考下さい!